中煎り
苦味、酸味、コク、どれをとってもバランスが良く。真面目な印象。
居るときは影が薄いが、居ないと寂しくなる、こいつがいないと皆が無茶できない。そんな真面目で良いやつ。

ど真ん中がお好きな方はぜひ。

中煎り
ブラジルの陽気な空気と灼熱を吸ってきた豆は、コクと苦味の土台がしっかりしているが、嫌に目立ったりはしない。香りはとてもやさしく、甘い香り。
しっかりした土台は、見せつけない底力。たちこめる空気は甘く優しい。
さながら、ブラジルの母。

ホッと一息つきたい時などにぜひ。

極深煎り
豆の油が浮くほどに煎った豆は、黒く光り、自信満々で不敵な笑みを浮かべている。
もともと苦味が特徴的な豆だが、スパイスくらいパンチの効いた味に。
後に抜ける香気は、香ばしさと焦げの間。この瀬戸際がハラハラする。

アイスにして、全身を突き抜けさせるのもよし。カフェオレにして、ミルクとスクラムを組ませても面白い。

浅煎り
まるで紅茶の様な味わい。という文句をよく目にするが、これは、まるでコーヒーみたいな紅茶。
突き抜ける酸味は、早朝の太陽や、高い青空の軽やかさを想起する。

万人受けするかは分からないが、いつもと違うコーヒーを飲んでみたい方はぜひ。